「自己PR」とは、就職活動において自分自身をアピールするための手段で、エントリーシート・履歴書・面接などで求められる自己紹介のことです。
自分自身の強みや特徴、これまでの経験や学習、将来の目標や志向性などをわかりやすく伝えることが求められます。
自己PRのポイントは、以下のようなことが挙げられます。
・短く分かりやすくまとめること
・自分の強みや特徴を明確にすること
・具体的な事例やエピソードを交えること
・自分自身の志向性や将来の目標を伝えること
自己PRは、企業側に自分自身をアピールするための重要なステップであり、自分自身を正確かつ魅力的に伝えることが求められます。内定を勝ち取るためには、自分自身の強みや特徴を正確に把握し、具体的なエピソードを交えて自分をアピールすることが大切です。しっかりと自己分析を重ねて考えましょう。
「志望動機」とは、その企業に応募する理由や、興味を持った理由を説明するために、エントリーシート・履歴書・面接などで提示する自己PRのひとつです。
具体的には、志望企業の業界・事業内容・商品・サービスなどについて調べ、自分がその企業で働くことでどのような価値を生み出せるか、また自分がその企業で成長できると考えた理由などを述べます。自分のキャリアプランと企業のビジョンやミッションがマッチしていることをアピールすることが重要です。
ただし、志望動機は単なる口先だけのものではなく、自己分析をしっかり行い、自分自身が納得した上で、具体的かつ説得力が必要です。志望企業によっては、その企業の採用理念や社風についても理解しておくことが求められる場合があります。
志望動機はあくまでも自己PRの一部であり、面接官に自分自身をアピールするためのものです。そのため、自分自身が考えた理由を正直かつ明確に伝えることが大切です。多くの場面で聞かれる質問なので、考えをしっかりまとめておきましょう。
「学生時代に力を入れたこと」は、エントリーシートや面接などで問われる定番の質問のことで、略して「ガクチカ」と呼ばれます。
企業担当者が学生の人となりを知るための質問としてよく聞かれます。
企業によって、求められる人物像は様々です。自分が志望する企業がどのような人材を求めているかを調べた上で、自分自身が持っている強みをアピールし、活動を通して何を得たかまでを伝えることができると、より効果的でしょう。
答える内容は基本的に何でもOKですが、具体例をいくつか挙げてみます。
・インターンシップ経験、アルバイト経験
これらの経験を通じて、どんな実務的なスキルやビジネスマナーを身につけることができたかをアピールできます。
・サークル活動・ボランティア活動・語学留学などの学外活動
これらの活動を通じて培った、コミュニケーション能力やリーダーシップ能力、また自分がどんなことが得意としているかなど、自由にアピールすることができます。
・学業、成績
特に高い学業成績を求められることが多い業界や企業の場合に有効です。また、専門職の場合には、学業成績が実務能力を示す重要な指標となることがあります。
アルバイトは、自分の学業と両立しながら自立した生活を送るための手段としてだけではなく、アルバイトで得た知識・経験を、志望する企業や業界に関する知識・意欲としてアピールこともできます。
就職活動に生かせるアルバイトでの知識・経験をいくつか挙げてみます。
・お客様や同僚とのコミュニケーションによって磨かれる「コミュニケーション能力」
・自分の仕事に対して責任を持ち、誠実に取り組むことで身につく「責任感」
・複数の人と協力して仕事を進めることで身につく「チームワーク」
・法令やルールに則って仕事を行うことで身につく「コンプライアンス意識」
志望企業と同業種でのアルバイト経験を通じて技能や資格を取得していれば、更なるアピールポイントになりえます。社会人としての素養がすでに身についている学生は、企業から魅力的な人材に見えるでしょう。