例文10選|コミュニケーション力の自己PRは個性のアピールが肝!

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目次

具体的なアピールで周囲をリード! コミュニケーション力の自己PRは差別化が肝

佐藤みなと

どうしたら良いんだろう?

伊藤うみ

わからないね。……あ、田中さん!

田中キャリアアドバイザー

こんにちは! どうしましたか?

佐藤みなと

自己PRでコミュニケーション力をアピールしようと思っているのですが、どうやってアピールしたら良いのかわからなかったのです。

伊藤うみ

というか、そもそもコミュニケーション力って効果的な強みなのでしょうか? いろいろと不安です。

田中キャリアアドバイザー

そのような悩みを抱えていたのですね! では、私がコミュニケーション力の自己PRについて解説するので、アピールできるようにしていきましょう。

多くの企業はコミュニケーション力のある人を求めていますが、自己PRでコミュニケーション力をアピールしたい就活生は少なくありません。そのため、多くのライバルと戦わなければならないのも現実です。

この記事では、コミュニケーション力の自己PRの作り方やアピール時のポイントなどを解説しています。しっかりと読んで、効果的な自己PRを作成し、自信をもってアピールできるようにしましょう。

そもそも自己PRできるものがないと悩んでいる人は「英語」をアピールすることもおすすめです。こちらの記事では今から始められて努力をアピールしやすい英語の自己PR方法について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
いますぐできる! 自己PRで英語を学んだ経験が使える理由を大公開

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最初にチェック! コミュニケーション力をアピールするメリット・デメリット

コミュニケーション力アピールのメリット・デメリット

  • メリット:多くの企業がコミュニケーション力を求めている
  • デメリット:コミュニケーション力をアピールする就活生は多い

田中キャリアアドバイザー

伊藤さんは「コミュニケーション力のアピールが効果的なのか不安」と言っていましたね。

伊藤うみ

はい。実際、コミュニケーション力って求められているのでしょうか?

田中キャリアアドバイザー

もちろんです! コミュニケーション力は、企業にとって魅力的な強みの1つです。ただし、あるのはメリットばかりではありません。

佐藤みなと

そうなんですか!? 一体、どのようなデメリットがあるのか教えてください。

田中キャリアアドバイザー

もちろんです。では最初に、コミュニケーション力をアピールするメリットとデメリットを確認しておきましょう。

メリット:仕事で必要! コミュニケーション力ある人材を求める企業が多い

コミュニケーション力は多くの企業が求めている強みです。多くの仕事は1人で完結することはなく、他の人と協力して進める必要があります。つまり、コミュニケーションをとる力は多くの仕事で活かせる強みなのです

そのため、企業にとってコミュニケーション力のある人材は魅力的に映ることが多いです。コミュニケーション力が強みだという人は、自信をもってアピールしてください。

伊藤うみ

だからコミュニケーション力のある人を求めている企業が多いのですね……!

田中キャリアアドバイザー

はい。入社後にもコミュニケーション力を活かして活躍することが期待できるので、求められています。

次の記事では、丁寧なコミュニケーション力を活かせる介護業界の仕事についてわかりやすく解説しています。コミュニケーション力を活かしたい人はぜひチェックしてみてくださいね。
介護業界の志望動機の書き方を完全攻略|職種別の志望動機例文付き

キャリアアドバイザーコメント

テッ ター スェ

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コミュニケーションは仕事に不可欠

コミュニケーションの本質とは、他者同士の間に何かしら共通の目的があり、その目的を達成するためにさまざまな形で情報をやりとりすることです。そして、仕事とは社内外問わず、他者との間にある共通の目的を達成していくことで互いの利益を生み出していくという作業です。

そのため、コミュニケーションをスムーズにとれなければ目的に円滑に近づけません。たとえば、顧客の求めていることを把握できず的外れな質問ばかりして関係をうまく築けないといった状況に陥るでしょう。

このように、コミュニケーションをとれないと互いのストレスが増し、時間や工数などのコストがかかります。コミュニケーション能力がないということは、「仕事ができない」と最もラベリングされやすい指標の1つと言えるでしょう。
コミュニケーション能力はどのような仕事をすることになったとしても、必ず求められるので、ぜひ磨いておくことをお勧めします。

デメリット:ライバル多し! コミュニケーション力が売りの就活生は少なくない

コミュニケーション力は企業に響きやすい強みである一方で、他の就活生とかぶりやすい強みでもあります。そのため、他の人のアピールに埋もれてしまわないようにしなければなりません。そこで重要になるのが差別化です。

佐藤みなと

差別化ですか。でも、強く印象に残るような特別な結果などはのこしていません。このような場合、別の強みをアピールした方が良いのですか?

田中キャリアアドバイザー

そんなことありません! というのも、特別な経験や結果の有無が注目されているわけではないからです。

差別化するために重要なのが、具体性です。人によって違いがでる「どのようなコミュニケーション力なのか」「どのような場面で発揮したのか」といった部分で差別化を図っていきましょう。

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簡単3ステップ! 響くコミュニケーション力の自己PRを作る方法

コミュニケーション力の自己PRの作り方の画像

伊藤うみ

コミュニケーション力が求められているとわかって安心しました。さっそく自己PRを作りたいのですが、まず何から始めれば良いのでしょうか?

佐藤みなと

私も知りたいです! さっきも、自己PRを作ろうと思ってどうしたら良いかわからなくて困ってしまって。

田中キャリアアドバイザー

コミュニケーション力の自己PRは3ステップで作成するのがおすすめですよ。まずは、どのようなステップで作っていくのか全体を把握しておきましょう。

佐藤みなと

3ステップで作れるなんて! 早く知って作れるようになるぞ!

1歩目|コミュニケーション力とはどんなものか理解しよう

コミュニケーション力をアピールする自己PRを作るうえで、まずやっておきたいのが「コミュニケーション力とは何か」を理解しておくことです。

一口にコミュニケーション力と言っても、思い描く能力は人によって異なります。つまり、企業の求めるコミュニケーション力と自分のイメージするコミュニケーション力とが一致していない可能性があるのです。

田中キャリアアドバイザー

たとえば、コミュニケーション力が多く友達が多いことをコミュニケーション力と捉えてアピールしても、企業側がそれを求めていなかったらもったいないですよね。

伊藤うみ

確かにそうですね。企業の求めるコミュニケーション力について理解したうえで、アピール内容を決めた方が良さそうです。

田中キャリアアドバイザー

企業の求めるコミュニケーション力とは何か、詳しくは後ほど解説します。

2歩目|具体的なアピールで差別化を図ろう

田中キャリアアドバイザー

先ほども解説したとおり、コミュニケーション力の自己PRは差別化がポイントです。

コミュニケーション力をアピールする就活生はたくさんいます。しかし、だからといってアピール内容を変える必要はありません。埋もれてしまわないように、差別化をすれば良いのです。

差別化をするためには、大きく「どのような強みか詳しく伝える」「強みを発揮したエピソードを伝える」の2つが有効です。詳しくは後ほど解説するので、この2つを押さえた自己PRを作成しましょう。

差別化を図るためにはコミュニケーション能力の言い換えてより伝わりやすくするといった方法も考えられます。こちらの記事では、コミュニケーション能力の言い換えテクニックや自己PR例文を豊富に紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
適切な言い換えでコミュニケーション能力をアピール! 自己PR例文も

3歩目|「結論・エピソード・今後」の3要素で自己PRを作成しよう

コミュニケーション力とは何かを理解し、具体的なアピールの方法を押さえたら、いよいよ自己PR作成に取り掛かります。このとき重要なのは、内容がわかりやすく、説得力があることです

「結論・エピソード・今後」の3つの要素と順番でアピールすると、わかりやすく説得力ある自己PRにしやすくなります。そのため、この3要素を盛り込んだ自己PRになるよう意識しましょう。

田中キャリアアドバイザー

詳しくは後ほど解説します!

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1歩目|社会で求められるコミュニケーション力ってどんなもの?

田中キャリアアドバイザー

まずは、社会で求められているコミュニケーション力とはどのようなものなのか、把握していきましょう!

佐藤みなと

コミュニケーション力のある人には、何となく「話すのが上手」などのイメージがあります。でも、企業がどのようなコミュニケーション力を求めているのか改めて考えてみると、いまいちわかりません。

田中キャリアアドバイザー

そうですよね。せっかく素敵な強みがあるのに、企業の求めるものに応えきれないのはもったいないものです。まずは何が刺さりやすいのか押さえておくことが重要です。

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「話せる」だけじゃ不十分! 相手の考えを理解できる

田中キャリアアドバイザー

先ほど「コミュニケーション力=話すのが上手」というイメージがあると言っていましたね。

佐藤みなと

はい! 何となくですが……。

田中キャリアアドバイザー

もちろんそれも長所ですが、「話し上手」だけでは物足りません。相手の考えを理解できるということが重要です。

仕事をするうえで使うコミュニケーション力とは、「話す力」だけではありません。顧客などが本当に求めていることは何なのか的確に理解しなければ、要求や期待に応えることはできないからです

つまり、話す力だけでなく「相手の考えを理解する力」も必要とされているのです。そのため、自己PRをする際には「話し上手」「友達が多い」というアピールではなく、「相手の気持ちを考えつつ会話をできる」といった部分も盛り込むのがおすすめです。

「言葉」以外も超重要! 適切なリアクションを示せる

コミュニケーション力というと会話の上手さなど話し方に目がいきがちですが、重要なのはそこだけではありません。スムーズにコミュニケーションをとるためには、相槌などのリアクションも大切です

たとえば、会話相手がノーリアクションだった場合「聞いているのかな」「もう帰りたいのかな」などと思ってしまいますよね。それは仕事でも同様なのです。そのため、仕事で活かせるコミュニケーション力には「適切な反応をとる」というものも含まれます。

伊藤うみ

そうか、適切な反応を示すことも求められているのですね……!

田中キャリアアドバイザー

そうなんです。そのため、たとえば面接中の反応が悪かったりすると「本当にコミュニケーション力あるの? 」と思われかねません。

佐藤みなと

自己PR外でもコミュニケーション力は伝わる、ということですね!

「聞ける」だけでもNG! 考えをうまく伝えられる

コミュニケーション力をアピールしようと考えている人のなかには、「会話相手が気持ちよく話せるよう聞く力があるので、スムーズにコミュニケーションをとれる」といった方向からアピールしようと考えている人もいるでしょう。もちろん、これも良い強みです。

しかし、それだけでは仕事で活かすコミュニケーション力としては物足りません。なぜなら、仕事では話を聞くだけでなく、自身の意見などを相手に伝える力も含めて「コミュニケーション」だからです

伊藤うみ

社会で求められるコミュニケーション力って、思っているよりも多くの要素が求められているのですね!

佐藤みなと

自己PRを作成する前に知ることができて良かったです。もし知らなかったら、多分「話し上手で友達が多い」とアピールしていたと思うので……。

田中キャリアアドバイザー

もちろんそれも立派な強みですよ! ただ、それ以外の「相手のことを考えて話せる」などもアピールできると、より採用担当者に響きやすい自己PRになるでしょう。

キャリアアドバイザーコメント

自分の「コミュニケーション力」の秘訣を言語化しよう

自分が他人とコミュニケーションをとるときに気をつけていることを言語化しましょう。そうすることで、自分のコミュニケーション能力を具体的に伝えることができるようになります。

なお、ほぼ無意識に気を付けていることもあるため、話している時に気がついたものをメモするなどがお勧めです。

たとえば、他人と話すとき自分が言いたいことが思い浮かんだとしても、相手の話が終わるまでは黙って聞くようにしているとか、相手の表情が暗い時は、いきなり明るい話題を出さず、まずは相手の様子を尋ねるように気をつけているなどです。実は自然とやっていることがあるので、それを言語化することで、自分のコミュニケーション能力とはどういうものかが具体的になります。

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何を、どのように、どれくらいのボリュームで伝えるか、自己PRを作るにあたって考えることはたくさんで、「どこからどう作って良いのか分からない」。こんな学生さんは多いです。

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 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。
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2歩目|差別化のカギ! 具体的なアピールをする2つのコツ

具体的なアピールをする2つのコツの画像

伊藤うみ

企業の求めるコミュニケーション力がどのようなものかわかったので、自己PRはそこを踏まえた内容にしようと思います!

田中キャリアアドバイザー

良い心がけです! では続いて、コミュニケーション力の自己PRで他の就活生と差別化するコツについて解説しますね。

佐藤みなと

多くの就活生がアピールする強みだから差別化が必須なのですよね! 具体的には……何でしたっけ?

田中キャリアアドバイザー

「どのような強みか具体的に伝える」「コミュニケーション力の発揮エピソードを話す」の2つが重要です! では見ていきましょう!

コツ①脱「コミュニケーション力」! どんな強みなのかもっと詳しく明文化しよう

田中キャリアアドバイザー

伊藤さん、強みを伝えるには何と言えば良いと思いますか?

伊藤うみ

……「私の強みはコミュニケーション力です」、でしょうか?

田中キャリアアドバイザー

端的で良いですね! ただ、それだと伊藤さんの言う「コミュニケーション力」がどのような力なのかイメージできません。そのため、強みを言うときには「どのようなコミュニケーション力なのか」を具体的に伝えましょう。

どのようなコミュニケーション力がアピールポイントなのか具体的に伝えれば、発揮している状況をイメージしやすいです。それに、同じコミュニケーション力だったとしても「相手への理解力が高い」「自分の考えをわかりやすく伝えられる」など違いはあるものです。

コミュニケーション力の例

  • 自分の考えを端的に伝えられる
  • 相手の考えを察知し、適切なタイミング・内容で話をできる
  • 話題の引き出しが多いのでどのような年代の人とでも打ち解けられる
  • 相手の考えをかみ砕いて理解できる

こういった違いこそが個性であり、結果として差別化の1つのポイントとなります。そのため、どのようなコミュニケーション力を強みとしているのか正確に表現しましょう。

コツ②個性が出る出る! 強み発揮のエピソードをアピールしよう

差別化の1番のポイントは、コミュニケーション力を発揮したエピソードを伝えることです。似た強みをもっている人がいたとしても、経験は人それぞれです。そのため、個性の感じられる自己PRにでき、差別化できるでしょう。

ここで伝えるエピソードとは、特別な経験などでなくて大丈夫です。採用担当者が注目しているのは、「どのような状況でどのように強みを発揮したか」や「どのような人柄の人か」だからです。自信をもって自分の経験を伝えましょう。

伊藤うみ

特別な経験などでなくて本当に良いのでしょうか? もしもすごい経験をしたり結果を出したりした就活生がいたら、負けてしまうのではないかと心配です。

田中キャリアアドバイザー

心配無用です! 確かにそういった経験をしているのはすごいことかもしれませんが、経験の貴重さなどで合否が決まるわけではありません。

3歩目|ここでもコミュニケーション力をアピール! わかりやすい構成で伝えよう

コミュニケーション力の自己PRの構成の画像

田中キャリアアドバイザー

「コミュニケーション力とは何か」「差別化するコツ」を押さえたら、いよいよ自己PRの作成に取り掛かります!

佐藤みなと

ついに! 確か、「結論・エピソード・今後」の3つの要素が重要なのですよね。

田中キャリアアドバイザー

覚えていてくれて嬉しいです! そのとおりで、「結論⇒エピソード⇒今後」の順番に伝えるのがおすすめですよ。

伊藤うみ

そうなのですね! それぞれどのようなことを伝えれば良いのか、詳しく教えてください!

田中キャリアアドバイザー

もちろんです!

最初に結論でわかりやすく! 強みを端的に伝える

コミュニケーション力の自己PRでは、最初に端的に強みを伝えましょう。自己PRの結論にあたる強みを言うことで、聞き手はアピールの軸を簡単に理解できます。また、「結局何がアピールポイントなのだろう? 」といったストレスを感じさせることも避けられます。

田中キャリアアドバイザー

結論を最初に伝える方法を「結論ファースト」と言い、自己PR以外の質問でも効果的です。ぜひ覚えて実践してください!

先ほど解説したとおり、強みを伝える際にはどのようなコミュニケーション力なのかを具体的に表現することが重要です。そのため、「私の強みは相手の考えをかみ砕いて理解できるコミュニケーション力です」のように伝えましょう。

キャリアアドバイザーコメント

結論ファーストの話し方は社会に出てからも必要

就職活動で、学生が「社会人としての話し方」で最もギャップを感じるポイントの1つが「結論から話す」ことです。結論ファーストの話し方は、ぜひ早いうちから意識して身につけておくことをお勧めします。社会に出てからもずっと役にたちます。

小学校、中学校などの国語でよく学ぶ文章の書き方は「起承転結」です。しかし、ビジネスにおいては違います。円滑なコミュニケーションを図るうえで、結論ファーストがとても有効だからです。

もちろん、場面によっては状況説明からすることもあります。しかしそれは結論から話せたうえで、場面によって使い分けるというだけの話で、やはり基本は結論ファーストです。そのため、学生のうちから結論ファーストに慣れておくことには多くのメリットがあります。ESを書く場面、面接の場面、就活のあらゆる場面で「結論から」を意識してみてください。

強みをキャッチフレーズで伝えると、より印象に残りやすくなります。作り方についてはこちらの記事をチェックしてください。
例文60選|キャッチフレーズ作りはこれで完璧! 注意点も解説

自己PRの書き出しについてはこちらで詳しく解説しています。
自己PRの書き出しは超重要! その理由と書き出しテクニックを解説

次はエピソードで差別化! 強みの発揮エピソードを伝える

田中キャリアアドバイザー

結論を伝えたら、続いてコミュニケーション力を発揮したエピソードをアピールしましょう!

次に伝えるのは、強みの発揮エピソードです。先に解説したとおり、エピソードは人それぞれ違いがあるものなので差別化につながります。また、自己PRにエピソードを盛り込むことで、「こうやって発揮したのか」といった納得感を高めることもできます。

特に、「相手の話を聞く姿勢を改善したら売上が1.5倍になった」のように数字を盛り込むと、具体性がグッと高まるのでおすすめです。数字で表せる部分は、積極的に数字を使っていきましょう。

伊藤うみ

もしも数字で表現できなかった場合はどうすれば良いのでしょうか?

田中キャリアアドバイザー

数字を入れるのはもちろんおすすめですが、それがないと絶対にNG、というわけではありません。安心してください。

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セリフや感情を盛り込むのもポイント

エピソードに「セリフ」や「その時の感情」を入れることもおすすめです。エピソードが単なる説明になるのを防ぎ、聞き手がイメージしやすい、生き生きとしたものになります。聞き手が具体的に状況をイメージできるようになるので、エピソードに納得感をもってもらいやすくなるでしょう。

一般的に、文字情報より映像の方が多くのことを伝えられます。しかし、面接では相手に映像を見せられないので、エピソードを使って相手の脳にイメージを浮かばせるようにするのです。

エピソードを語る際には、単なる事実の羅列にならないよう気をつけましょう。相手からかけられた言葉、その時の自分の感情などをどこかに入れるようにしてみてください。エピソードがぐっとリアルになりますよ。

エピソードが見つからない人におすすめの2つの方法

佐藤みなと

コミュニケーション力には自信があるのですが、パッとエピソードが思い浮かびません。どうすれば見つかりますか?

田中キャリアアドバイザー

自己分析をしたり、自分にコミュニケーション力があると感じた理由を深掘りしたりすると見つけられますよ!

エピソードが思い浮かばない人にまずおすすめなのが、自己分析です。そのなかでも特におすすめなのが「自分史」という方法です。自分史では、自分のこれまでの経験を振り返るためエピソードを探しやすいでしょう。

また、自分にコミュニケーション力を感じた理由を深掘りすることも効果的です。小さなものでも良いので、まずは複数のエピソードを見つけましょう。そのうえで「どうして上手くいったのか」などを考えて深めていけば、エピソードトークができるようになるでしょう。

自己分析のやり方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
簡単15のやり方で自己分析はもう迷わない! 活用法を徹底解説

最後は今後の活かし方! 強みをどう仕事で活かすか伝える

コミュニケーション力が企業に魅力的な強みである理由は、仕事で活かす場面の多い強みだからです。そのため、「強みを仕事に活かす」という姿勢を伝えられると一層効果的なアピールにつなげられるでしょう。

また、仕事での活かし方を伝えれば「力を発揮して仕事でも活躍しそう」という印象を残しやすくなります。企業は採用活動にお金などのコストをかけているので、採用するなら長期間活躍してくれる人材を選びたいもの。活躍への期待を高めることはとても効果的なのです

伊藤うみ

コミュニケーション力の自己PRってこういう内容にすれば良いのですね! 正直、何をどの順番で言えば良いのかさっぱりだったので、知ることができて良かったです。

田中キャリアアドバイザー

それは何よりです! この3つの要素を満たす自己PRで、採用担当者の心をガッチリ掴みましょう。

自己PR以外でも! コミュニケーション力をアピールする3つのコツ

佐藤みなと

自己PRも作れたことだし、なんだか自信が湧いてきました! 精一杯アピールするぞ!

田中キャリアアドバイザー

素晴らしいことですね! その調子でいきましょう。ところで、コミュニケーション力をアピールするのなら自己PR以外の言動がポイントとなってきます。どのようなコツがあると思いますか?

伊藤うみ

自己PR以外でですか!? ……わかりません。教えてください!

マンガでわかる!コミュニケーション力を自己PR以外でアピールするコツの4コマ漫画

コツ①基礎こそ重要! 質問にきちんと答える

コミュニケーション力をアピールするなら、採用担当者からの質問に的確に回答することが重要です。先に解説したとおり、社会で求められるコミュニケーション力とは「自分の言いたいことを言う力」だけでなく「相手の考えを理解する力」も含むからです。

佐藤みなと

確かに、コミュニケーション力があるとアピールしているのに、面接官が聞きたいことと全然違う回答をしてしまっては、「本当? 」と疑念を抱かせてしまいそうです。

面接では、「自己PR」「志望動機」など頻出とされているもの以外も質問されます。緊張もあって、ときには質問の意図がとっさに理解できない可能性もあります。そのようなときには、必ず採用担当者に意図を聞きましょう

聞かずに意図に合わない回答をしては「本当にコミュニケーション力あるのか? 」と思われかねません。それに、質問もコミュニケーションの一環です。恐れずに聞きましょう。

田中キャリアアドバイザー

意図を質問する際には、「申し訳ございませんが、このような認識で間違いございませんか」などと丁寧に聞きましょう!

コツ②油断大敵! 聞く姿勢にも注意する

田中キャリアアドバイザー

コミュニケーション力をアピールするなら、話を聞く姿勢にも注意しましょう。

社会で求められるコミュニケーション力のなかには、適切にリアクションする力も含まれています。お客様の話を聞く際に何も反応がなければ、信頼関係を築くことは難しいですよね。そのため、リアクションが大切なのです。

面接中であれば、採用担当者や他の就活生の話を聞く際の反応が良ければ、「コミュニケーション力がありそうだな」と自己PRの説得力が向上するでしょう

コツ③スムーズな意思疎通へ! 相手が理解しやすいように話す

コミュニケーションをとる際には話のわかりやすさも重要です。そのため、自己PR以外の回答でも、聞き手が理解しやすいように話をすることが自己PRの信憑性アップのために効果的です

田中キャリアアドバイザー

わかりやすく話をするためにおすすめの話し方が「PREP法」です!

PREP法とは「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(例)」「Point(結論)」の頭文字をとった方法で、P⇒R⇒E⇒Pの順番に話を展開します。最初に結論を伝えることでテーマが明確になり聞き手は理解しやすいですし、理由や具体例を伝えることで納得感も高められます。

特に結論を最初に伝えることは基本なので、自己PR以外の質問でも実践してください。

キャリアアドバイザーコメント

表情と声が重要

コミュニケーション能力の一つとして、非言語情報をやりとりする力(ノンバーバルスキル)があります。表情・姿勢・声・ジェスチャーなどです。この非言語情報にも気を使って面接に臨むことでコミュニケーション力のアピールにもつながるでしょう。

特に大切なのは「表情」と「声」です。面接の最中ずっと無表情で、受け答えの声が聞き取りにくいほど小さい就活生に対して面接官は「コミュニケーション能力がある」とは思いません。

緊張した場面でも無表情にならないようにすること。そのためには面接に臨む前に「笑顔、笑顔、笑顔」と自分に言い聞かせる方法があります。もう一つは声です。小さな声は自信のなさ、精神的な弱さを感じさせます。緊張して声が小さくなりがちな人は、声のボリュームを普段より3メモリほど大きくするようにイメージしてみてください。

コミュニケーション力をアピール! 自己PR例文10選

田中キャリアアドバイザー

それではここから、コミュニケーション力をアピールする自己PR例文をチェックしていきましょう!

伊藤うみ

具体例があるとすごくイメージしやすいので助かります!

佐藤みなと

しっかり読んで参考にするぞ!

田中キャリアアドバイザー

その調子です! では、早速見ていきましょう。

企業によっては自由形式の自己PRがもとめられることがあります。写真やイラストなどを使うことによって素敵な自己PRを仕上げましょう。こちらの記事では、自由形式の自己PRの作成方法について詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。
自由形式の自己PRは8ステップで作れる!作成のコツや完成例を解説

例文①

例文

私は人とのコミュニケーションが得意で、異なる立場同士の人を結びつけられる点が強みです。大学では複数大学の学生が所属する合唱サークルに入っているのですが、そこでの演奏会準備などの際にこの力を発揮していました。

所属メンバーの忙しさなど抱える事情はそれぞれ異なるため、練習に参加できる頻度や演奏会の準備に携われるかどうかも違います。そのため、演奏会の際には毎回、業務の分担量をめぐって問題が発生していました。

そこで私は、「忙しくてあまりかかわれない」という人に対してはその意見を認めつつ「できることは何か」を、かかわれない人を批判する人に対しては「忙しい人に任せられる業務は何か」を一緒に考えました。その結果、余裕のある人だけに業務を集中させずに全員が当事者意識をもって演奏会を作ることができました。

仕事をするうえでもこういった立場の違いはあると思うので、私の力を活かして円滑に仕事を進めていければと思います。

田中キャリアアドバイザー

異なる立場の人の意見を受け入れるだけではなく、一緒に解決策を考える姿勢に好感がもてますね! 相手とコミュニケーションを取るうえでどういった点に気を付けているかも伝えられると、より説得力が上がるでしょう。

サークルなど課外活動での経験を効果的にアピールする方法については、こちらを参考にしてください。
例文16選!課外活動が自己PRに最適な理由|5段階構成で伝えよう

例文②

例文

私の強みは、相手の考えなどを引き出す聞く力です。私は大学でオーケストラ部に所属しているのですが、そこでは部員の悩み相談にのることがよくあります。そのきっかけとなっているのが相手の考えを引き出す力で、私の真摯に話を聞く姿勢によってもたらされています。

たとえば、1学年下の後輩と偶然一緒に帰った際には「まだ誰にも言っていないが、退部を考えている」と相談されました。私はこのとき無闇に引き留めるのではなく、そう考えるに至った経緯などについて、相手が言いたいことを全て言えるよう待ちました。最終的にその人は退部してしまったのですが、「伊藤さんなら私の話をきちんと聞いてくれるので安心して話せた」と言ってくれ、今でも頻繁に遊びに行くなど良い関係が続いています。

仕事では、聞く力を発揮することでクライアントの要望をしっかりと引き出すことで、信頼関係を築いていきたいです。

伊藤うみ

コミュニケーション力というと「積極的に話せる」などのイメージが強いですが、聞く力も含まれるのですね!

田中キャリアアドバイザー

はい! この例文だと、「相手の話を引き出すよう待つ」というコツが伝わるのが良いですね。ただ、話を聞いたあとの行動について触れられていないので、そこも伝えられるとよりコミュニケーション力に納得感がでるでしょう。

部活経験のアピール方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
自己PRにおいて部活経験は最高の素材|例文13選付きで徹底解説

例文③

例文

私は相手の状況に応じた伝え方をすることで、お互いに心地よいコミュニケーションをとれます。特に観光案内所でのアルバイトの際にこの力を発揮していました。

観光案内所では道案内をすることが頻繁にあるのですが、案内をする相手はさまざまです。ゆっくりとした口調でなければうまく伝わらない場合も、反対に急いで伝えなければ迷惑をかけてしまう場合もあります。

そのため、たとえば時計を気にされている方に対してはスピード感をもってご案内するなど、相手に応じた対応を意識しています。その結果、上手く意思疎通ができず何度もご案内しなければならなかったり、お客様をいらだたせてしまったりすることを防いでいます。

今後も、相手の状況を察知して適切な話し方をすることで、お互いに気持ち良いコミュニケーションをとっていければと思います。

佐藤みなと

確かに、ゆっくりと意思疎通を図りたい人もいればそうでない人もいますよね。相手の状況に応じたコミュニケーションについて、具体例を挙げて説明しているので納得感のある自己PRになっています!

自己PRでアルバイト経験をアピールする人は、こちらの記事も読んでおきましょう。
アルバイトの自己PRで面接官の心を掴め! 14例文付き作成方法解説

例文④

例文

私の強みは、自分から積極的にコミュニケーションをとっていけるところです。大学では、この力によって交友関係を広め、それを活かしてさらなるシナジーを生み出していました。

私はダンスサークルのリーダーをしています。サークルでは例年、学園祭でダンスを披露しているのですが、私は「せっかくなら例年以上に盛り上がる内容にしたい」と考え、他大学のダンスサークルも巻き込んだダンスバトル形式のステージを提案しました。提案は賛成されたものの、メンバーの誰にも他チームとのつながりはありませんでした。

そこで私はSNSを通じて他大学のダンスサークルと連絡をとり、1から関係を構築しました。日程調整など課題もありましたが、最終的に2チームとのコラボに成功しただけでなく、私たちのチームが他大学の学園祭に出演するなどさらに活動の場を広げることができました。

このように、私は自分からコミュニケーションをとることが得意です。今後もこの力を活かし、活躍の場を広げていきたいです。

田中キャリアアドバイザー

行動力も感じられるエピソードですね! 関係を構築するうえで心がけたことなども伝えられると、よりコミュニケーション力に説得力が生まれるでしょう。

例文⑤

例文

私は相手に合わせたコミュニケーションをとることができます。

私はアパレルショップでアルバイトをしているのですが、そこでは「話しかけた方が良いか」「話しかけない方が良いか」など、お客様がどういったコミュニケーションを求めているのか常に意識して仕事をしています。たとえば、お客様の目線の動きやスタッフとの距離の取り方などから「何か聞きたいことがありそうだ」などと察知し、自ら話しかけたりするようにしています。

相手に合ったコミュニケーションをとることは、良好な関係を築きスムーズに仕事を進めるために重要だと思います。そのため、今後も相手の方の求めることを考えてコミュニケーションをとることで、信頼を獲得していきたいです。

田中キャリアアドバイザー

相手の要望を察知してコミュニケーションを取れる力をアピールする例文ですね! 具体的な状況の例を用いているため、力を発揮するイメージがしやすいです。強みを発揮したことによるメリットなども伝えられると、より説得力が強まるでしょう。

例文⑥

例文

私は積極的にコミュニケーションをとり、チームワークを高めることができます。大学で所属しているボランティアサークルの活動で、この力を発揮していました。

ボランティアサークルに参加しているメンバーの多くは他のサークルなどと掛け持ちしていることが多く、そのため活動や運営に関して軽く衝突してしまうこともしばしばありました。そのような時に私は、1回集まって課題についてまとめて議論する場を設けることを自分から提案し、メンバーを集めていました。そのうえで、メンバーそれぞれの考えを自分から聞き、解決策を提示して意見を求めることで状況の改善を図ったのです。その結果、メンバーそれぞれが納得して活動をすることができるようになり、チームワークが高まりました。

仕事をするうえでも、タスクの量や忙しさなど人それぞれの事情があると思います。そのような場面にあっても円滑に仕事を進められるよう、私の強みを活かしていきたいです。

伊藤うみ

自分からコミュニケーションを図れるという強みをアピールする例文です。こうやって、自分から積極的にコミュニケーションを図れるってすごいことですよね!

田中キャリアアドバイザー

そうですね! 自分がコミュニケーションをとった結果、状況がプラスに変動した点も評価できます。そのときのメンバーからの客観的な評価などもあると、より説得力が上がるでしょう。

例文⑦

例文

私は、老若男女問わず良好な関係を築けるコミュニケーション力が強みです。

私はドラッグストアでアルバイトをしているのですが、お客様・スタッフ問わずとても良い関係を築けています。なぜそれができるかというと、自分からコミュニケーションをとるだけではなく相手に応じて話し方や言葉遣いなどを工夫しているからです。

たとえば、店長はとても真面目でお店の売上を第一に考えているので、店長と仕事に関する話をする際には固めの言葉遣いで、落ち着きのあるトーンで会話します。また、常連の乗りの良いお客様に対しては、こちらも明るい雰囲気で、失礼のない範囲で冗談を交えつつ会話をします。

このように話し方を工夫することができるため、私は誰とでも良好な関係を築けます。仕事をする際にもさまざまな方とかかわると思いますので、この力を発揮して信頼を獲得していきたく存じます。

田中キャリアアドバイザー

誰とでも良い関係を築けるコミュニケーション力をアピールする例文ですね! 工夫している点が具体的で説得力があります。「苦手な人とはどう接するか」などが聞かれる可能性があるので、対策しておくと安心でしょう。

例文⑧

例文

コミュニケーションを通じてお客様に合った提案をできる点が、私の強みです。特に家電量販店でのアルバイトにおいて、この力を発揮していました。

私は接客の際、家電に求めるスペックや希望メーカー、色、価格帯などを細かく伺うようにしています。そのうえで良い選択肢を提示するのですが、それだけではなく、たとえば大学入学を控えた学生に対しては「部屋の広さを考えるとこの形よりも別の製品の方が設置しやすい」など自身の経験を活かしたアドバイスをするようにしています。

このように、潜在ニーズに触れるようなアドバイスをこちらからすることで、より良い買い物をしていただけるよう心がけています。実際に「その視点はなかったので聞けて良かった」といったお声をいただいたこともあります。

今後も、潜在的なニーズにも応えられる提案をすることで、営業職として活躍していきたいです。

田中キャリアアドバイザー

相手の話を聞くのが上手なだけではなく、そこからニーズに気づく力や自分の考えなどを提案する力も伝わってくる例文ですね! 実際にいただいた評価もあるので、納得感のあるアピールにつながっています。

例文⑨

例文

私の強みは、コミュニケーションを通じてチームのモチベーション向上に役立てるところです。

私はファミリーレストランでアルバイトをしています。私以外にも多くのアルバイトがいるのですが、行動のスピード感に課題を感じており、実際にお客様から「アルバイトの動きが遅い」というご意見を頂戴したこともありました。

そこで私は、スタッフに良い影響を与えられる方策を考えました。そしておこなったのが、「スタッフにプラスの感情が芽生えるような声かけをおこなう」というものです。これまではただ雑談をするだけだったのですが、「あのお客様そろそろお会計しそうだから準備しておけば楽そうだね」などの声をかけるようにしたのです。その結果、以前よりも各自の行動が効率的でスピーディーになり、行動に関してお叱りの言葉をいただくこともなくなりました。

このように、私はチームがより良い方向へ向かうよう工夫してコミュニケーションをとることができます。今後もこの力を活かしてチームに貢献してまいります。

田中キャリアアドバイザー

コミュニケーションをとる姿勢はもちろん、「もっと良い方向に向かおう」という向上心や責任感なども感じられる自己PRですね! コミュニケーションの内容も非常に前向きで好印象でしょう。

責任感もまた魅力的な強みです。責任感をアピールしたい人は、こちらの記事もチェックしてくださいね。
例文10選! 責任感は自己PRになる? 誰でも書ける自己PR作成方法

例文⑩

例文

役職などにかかわらず、言うべき時にはきちんと意見を伝えられることが私の強みです。

私はバスケットボール部に所属しているのですが、昨年の大会で連覇を逃して以降、部員のモチベーションが下がっていました。最初は「キャプテンなどが先導した方が良いのでは」と思い意見を言わずにいました。しかし、キャプテンもそのことで悩んでいると聞き、「私の考えは人任せなだけなのではないか」と考えを改め、ミーティングの際に「改善すべき」とはっきりと意見を言ったのです。この時には、現状をただ批判するのではなく「今後こうすれば良いと思う」という考えと共に伝えました。

その結果、部員同士で現状打開に向けた方法を模索し実践することになりました。部員からは「前進しよう! という思いが伝わる意見だったから、自分ももっと頑張ろうと思えた」と言ってもらえました。

この経験以降、私は積極的に意見を伝えるようにしています。仕事をする際にはさまざまな立場の方がいると思いますが、「リーダーではない」という立場に甘えることなく、常に主体性をもって貢献してまいります。

田中キャリアアドバイザー

意見を言う際に注意した点にも触れているため、言いたいことを言うだけではないことが伝わってきます。また、主体性が感じられる点も魅力的です! 追加で意見を言った他のエピソードが聞かれる可能性があるので、準備しておくと安心ですね。

企業によっては自己PRの文字数を制限されることがあります。400字という制限の中で魅力的な自己PRを作るコツについてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
例文25選|400字の魅力的な自己PRで通過率100%を目指そう

個性の伝わるコミュニケーション力アピールで選考突破に近づこう!

田中キャリアアドバイザー

ここまで、コミュニケーション力を効果的にアピールする自己PRのコツなどについて解説してきましたが、いかがでしたか?

佐藤みなと

最初は一体どのようにアピールすれば良いのか、自己PRの内容などもまったくわからずにいました。でも、今ならコツも掴めたと思います!

伊藤うみ

私は、そもそもコミュニケーション力が求められているのかどうか、自信をもてずにいました。しかし、思った以上に評価される強みとわかったので、全力でアピールしたいです!

田中キャリアアドバイザー

素晴らしいことですね! この調子で魅力的なコミュニケーション力アピールをして、選考突破に近づきましょう!

記事の編集責任者 小山内 隆

アクセス就活PLUSを運営するアクセス通信(現アクセスネクステージ)に新卒入社。就職サイト「アクセス就活」の立ち上げや、関西支社の営業責任者を経て、名古屋支社の責任者として立ち上げを担う。人事採用支援のほか、就活相談や就活講座の講師などキャリアアドバイザー職を経験した後、2017年に同社役員。現職は採用アウトソーシング(RPO)事業の担当執行役員 > メッセージを読む

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