スタートアップ企業は自分に合っている? 適性チェックの秘訣を伝授
スタートアップ企業の理解を深めて自分に合っているか確認しよう
佐藤みなと
渡辺さん! 就活中に、聞き慣れない言葉を聞いたのですが……。
渡辺キャリアアドバイザー
どのような言葉でしょうか?
佐藤みなと
スタートアップ企業って言葉です! まったくどういう意味かわからなくて。
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業がなにかわからず、お困りだったのですね! スタートアップ企業は、世の中にないものを生み出す、チャレンジ性のある企業のことですよ!
佐藤みなと
チャレンジ性のある企業! なんだかかっこいいですね!
鈴木なぎさ
スタートアップ企業は、私も気になっていました!
佐藤みなと
あ! 鈴木さん!
鈴木なぎさ
チャレンジできる環境が欲しいなと思って……。
渡辺キャリアアドバイザー
それは素晴らしいですね! スタートアップ企業は、今までにないものを創出する企業です。スタートアップ企業で努力するだけで、社会人としての力がメキメキついていきますよ。
佐藤みなと
それは魅力的ですね! スタートアップ企業について、もっと詳しく知りたくなりました!
鈴木なぎさ
私にもぜひ教えてください!
渡辺キャリアアドバイザー
わかりました! それでは今回は、スタートアップ企業がなにかについて解説していきますね!
スタートアップ企業は、世の中にまだないビジネスを作り出すチャレンジャー集団です。スタートアップ企業でチャレンジを続ければ、世間を驚かせるサービスを作る側になれるかもしれません。
この記事では、スタートアップ企業がなにかから、メリットや働く前の注意点などを解説します。スタートアップ企業への理解が深まり、自身に合っているか判断できる内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
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チャレンジャーが集う場所! スタートアップ企業とはなにかを理解しよう
佐藤みなと
スタートアップ企業って、一体どんな企業なんだろう?
鈴木なぎさ
まだイメージが湧かないよね。ほかの企業となにが違うのかな?
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業の特徴を理解すれば、ほかの企業との違いがわかりますよ!
佐藤みなと
渡辺さん! スタートアップ企業の特徴ですか? どのようなものがあるか気になります。
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業に入社すると、ほかの企業では味わえないようなおもしろい体験ができるかもしれませんよ。スタートアップ企業とはなにかについて、解説していきますね!
今までにないビジネスを創出する
スタートアップ企業は、現在世界で重宝されている商品やサービスを作る企業ではありません。まだ誰も見たことがない、まったく新しいビジネスモデルの創出を目標とする集団です。
ゼロから創造して社会に役立つものを作り上げるため、世の中に革新を起こす存在と言われています。私たちが現在当たり前に利用しているサービスのなかにも、スタートアップ企業の努力が生み出したものが含まれているのです。
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業は、まさに夢のある企業です!
佐藤みなと
「今までにない」部分に魅力を感じる人が多そうですね!
創業年数が2~3年程度である
スタートアップ企業は、会社を急成長させて、大きな利益を得るのが1つの目的です。そのため、創業年数が2〜3年程度であるケースが多いでしょう。
新しいビジネスにチャレンジすることから、過程で利益を確保するのが難しく、資金繰りがうまくいかない場合もあります。限られた時間や資金で成功を目指すため、創業年数は短い傾向にあるのです。
鈴木なぎさ
だらだらとやっている環境ではないのですね!
渡辺キャリアアドバイザー
スピード感を持って業務にあたるのは、企業としては当たり前の姿です! でも、スタートアップ企業ではとくに素早い仕事ぶりが求められるかもしれませんね。
社員の平均年齢が若い傾向にある
スタートアップ企業は、チャレンジ性のある風土なことから、若手が集まる傾向があります。そもそも社長が20代であるケースが多く、自然と同じ世代が集まるのが特徴です。
あくまで若手が多い傾向にあるだけで、管理職として40代以上の有力な人材が重宝されているケースもあります。
佐藤みなと
渡辺さん! 私たちのような新卒でもスタートアップ企業に入れるのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
もちろんですよ! スタートアップ企業は、チャレンジ精神のある就活生を待っています!
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る今までにないビジネス創出に挑むスタートアップ企業の魅力
スタートアップ企業に就職すると、今までにないビジネスの創出に携わることができます。
前例がないことに取り組みますので、従来の常識にとらわれない柔軟かつチャレンジングな発送や行動が求められます。また、スタートアップ企業は創立間もないことが多く、しっかりとしたルールやマニュアルがありません。そのため、新入社員であっても早い段階から責任のある仕事が与えられるのが特徴です。不安を感じるかもしれませんが、自分の力で成果を出せれば早期の出世に繋がる可能性もありますよ。
自分で道を切り開くおもしろさややりがいを求めるなら、ぜひ積極的にスタートアップ企業に挑戦してみると良いでしょう。
あなたが受けないほうがいい職業を確認してください
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
成長曲線に違いあり! ベンチャー企業との3つの違い
佐藤みなと
渡辺さん、すみません! ちょっといま混乱していることがありまして……。
渡辺キャリアアドバイザー
佐藤さん、どうしたのですか?
佐藤みなと
スタートアップ企業のほかに、ベンチャー企業って言葉があるのを知りました。少し調べたのですが、なんだかスタートアップ企業と似ていませんか?
鈴木なぎさ
たしかに! スタートアップ企業について調べていると、ベンチャー企業って言葉も一緒に出てくる気がします。
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業とベンチャー企業は、一般的には似た意味ですが、実は明確な違いがありますよ!
佐藤みなと
そうなのですね! どのような違いがあるのでしょうか? チャレンジをしていく部分は同じに思えました。
渡辺キャリアアドバイザー
どちらもチャレンジ性のある企業なのは間違いありません! それでは、スタートアップ企業がなにかをより明確にするためにも、ベンチャー企業との違いについて学んでいきましょう!
ビジネスモデル
スタートアップ企業とベンチャー企業は、ビジネスモデルが世に出ているかの違いがあります。スタートアップ企業は、誰も見たことがないサービスの開発が目的です。一方で、ベンチャー企業は、すでにあるサービスをさらに工夫して利益をあげるビジネスモデルを持っています。
スタートアップ企業は、まだ世の中が注目しておらず、場合によっては悪く見えるビジネスにも果敢にチャレンジする集団です。挑戦の中で世間から認められ、初めて新しいビジネスモデルを確立させます。
佐藤みなと
まだ世の中にないものを作るなんて、なかなか想像できません……!
渡辺キャリアアドバイザー
革新性を意味する「イノベーション」という言葉は、スタートアップ企業のためにあるといっても過言ではありませんね!
収益性
スタートアップ企業は短期的な収益で、ベンチャー企業は長期的な収益をあげていく傾向があります。スタートアップ企業は、事業が成功するまでは利益を得られません。一方で、ベンチャー企業はすでに利益をあげるビジネスがあるため、早い段階で収益を得られます。
スタートアップ企業は、成功するまでのあいだは赤字が続き、収益性の面では苦しい時期が続くかもしれません。しかし、事業が軌道に乗ったときに、急激な成長とともに収益の獲得が期待できるのです。
鈴木なぎさ
時間をかけても成功するかわからないビジネスを手掛けるのは、スタートアップの魅力であり、大変なところな気がします……!
渡辺キャリアアドバイザー
そうですね。多くのスタートアップ企業が事業に失敗している現実には目をそむけてはなりません。それでも、世の中を動かそうとチャレンジをする企業がたくさんいるのです!
設定しているゴール
スタートアップ企業は、新しい事業を確立させて上場するのが1つの目的です。上場とは、ビジネスの功績が認められる方法の一種で、企業の価値が大幅に上がり効果を持っています。価値が上がると、企業へ投資してくれた人たちにもリターンを回せるようになるでしょう。
ベンチャー企業のゴールは、そのまま持続的に利益を追い続け、1つの事業として成り立たせることです。一部では、スタートアップと同じく上場も目指します。
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業は、新しいビジネスを開発して、短期間のうちに上場を目指す企業だと認識するとわかりやすいですね! 上場した企業を売却するのも1つのゴールであり、得た利益で新しいビジネスを始めることもありますよ。
佐藤みなと
事業を始める時点で、大きな目標を掲げるのがスタートアップ企業なのですね!
この記事ではベンチャー企業の特徴についてより詳しく解説しています。ベンチャー企業に興味のある人はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
ベンチャー企業は新卒におすすめ! 自分が向いているか見極めてみよう
次の記事では、ベンチャーのなかでも成長した企業であるメガベンチャーについて解説しています。代表的な企業についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
メガベンチャー25社を一挙公開|魅力・適性・選考突破の秘訣を解説
日本が世界を変えていく! 国がスタートアップ企業を支援している理由
佐藤みなと
渡辺さん! スタートアップ企業について、どうしてもわからないことがあります!
渡辺キャリアアドバイザー
なんでも聞いてくださいね!
佐藤みなと
スタートアップって、事業が成功するまでは、企業にお金は入りませんよね? どのようにして経営をしているのでしょうか?
鈴木なぎさ
たしかに! 利益を得ていないのであれば、社員の給料も得られませんよね……。
渡辺キャリアアドバイザー
いいところに目をつけましたね! 実は、スタートアップ企業は、主に投資家から運営資金を借りているのです。投資家は、企業がやろうとしていることを聞いて、将来的に世の中に浸透すると思ったら投資をしてくれます!
佐藤みなと
投資家の存在があるから、安心して運営ができるのですね!
渡辺キャリアアドバイザー
そうですね! 事業が成功したら、投資家へは借りたときより大きな金額を返す仕組みです。
鈴木なぎさ
投資家にもメリットがあることがよくわかりました!
渡辺キャリアアドバイザー
さらに、投資家だけでなく、国からも支援金を借りられるのがスタートアップの特徴ですね。
鈴木なぎさ
え!? どうして国がお金を貸してくれるのですか?
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業が、国からも注目されているからです! 理由は2つあるので、この機会に解説していきますね。知るだけでスタートアップ企業の重要性も理解できますよ。
世界との差を埋める
渡辺キャリアアドバイザー
世界と比べると、日本のスタートアップ企業はまだまだ大きな成果を出せていないのが現状です! そのため、国は世界と戦えるスタートアップ企業を出すために支援をしています!
佐藤みなと
どうして日本はまだ世界と比べて成果が少ないのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
そもそも新しく事業を始めようとする人材が少ないのが原因の1つですね。国は、少しでもスタートアップ企業を増やすため、事業開始金を支援する制度を打ち出しています。
世界と比べると、日本のスタートアップ企業数は少ない状況にあります。スタートアップ企業が少ないと、世界が注目されるような技術革新が生まれる可能性も減ってしまうでしょう。
さらに、世界は「ユニコーン企業」と呼ばれる、スタートアップのなかでも大きな成果を出した企業が各国であふれています。国によってはユニコーン企業が数百にのぼるなか、日本はまだ10社程度であり、世界と差が開いているのが現状です。
人材の流動化の考えが高まっている
渡辺キャリアアドバイザー
人材流動化の動きが高まっており、スタートアップ企業が注目されています!
鈴木なぎさ
人材流動化とはなんですか?
渡辺キャリアアドバイザー
人材が1つの企業にとどまらず、さまざまな会社を渡り歩いていくことですね。
鈴木なぎさ
人材流動化のメリットはなんですか?
渡辺キャリアアドバイザー
たとえば、大企業からスタートアップへ人材が流れやすくなって、社会全体がバランスよく活気づくことが挙げられます!
人材流動化の動きは、スタートアップ企業にとって追い風といえるでしょう。そのため、国もスタートアップの魅力を高めて、人材が流れるよう支援しています。
仕事を選ぶうえで、自分の理想とするキャリアを描ける環境にあるかという点も非常に重要です。この記事では、キャリア形成の重要性から具体的な方法まで解説しているので、参考にしてみてくださいね。
令和新時代のキャリア形成とは? 未来をデザインすることの重要性
就活は、適職診断からはじめてください
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
やりがいがふってくる! 新卒がスタートアップ企業で働く5つのメリット
佐藤みなと
スタートアップ企業がどのようなものか、少しずつわかってきました!
渡辺キャリアアドバイザー
それは素晴らしいですね!
鈴木なぎさ
私も、スタートアップ企業について少し詳しくなった気がします! でも、まだまだほかの企業と比べると、理解してない部分もあるかもしれません。
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業の魅力をもっと知りたいのであれば、働くメリットについても一緒に学んでみませんか?
佐藤みなと
それはぜひ聞きたいですね! やはり、ほかの企業では得られないメリットも多いのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
そのとおりです! スタートアップ企業で働くメリットを知れば、自分が働きたいかを判断するヒントになりますよ。全部で5つあるので、順番に解説していきますね!
①企業の成長を実感できる
スタートアップ企業は、短い期間で大きな成果を出すのが特徴です。そのため、数か月で企業のあり方が変わり、成長を実感できる瞬間が何度も訪れます。
スタートアップ企業以外の場合は、すでにある程度成果を出しているケースが多く、成長の実感はしにくいでしょう。
佐藤みなと
企業の成長とは、どのようなものでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
たとえば、売り上げアップに連れて社員の数が増えるようなことがあれば、成長したと思っていいでしょう!
佐藤みなと
それはワクワクする瞬間ですね!
②幅広い実務経験を積める
規模の大きい企業では、3年を目安に1つの部署に留まるケースが多いでしょう。しかし、スタートアップ企業は、1つの職種だけに特化しません。たとえば、営業をしながら事務をこなすようなケースがほとんどです。
幅広い実務をこなしながら仕事をすれば、社会人として一生役立つスキルが身につきます。
渡辺キャリアアドバイザー
自身の得意・不得意がわかり、今後のキャリア形成にも役立ちますね!
鈴木なぎさ
社会人としての成長も実感できそうです!
③世の中にないものを生み出せる
スタートアップ企業は、すでに世に出回っているサービスには興味がありません。まったく新しいものを生み出してこそ、スタートアップ企業だと言えるのです。
革新的なサービスを生み出すのは簡単ではなく、ようやく売り出しても「怪しい」からスタートすることは珍しくありません。しかし、世の中に認められた瞬間、一気に社会現象の中心となれるのがスタートアップ企業です。
鈴木なぎさ
まさに夢のある仕事ですね!
渡辺キャリアアドバイザー
もちろん、苦労は人一倍でしょう。でも、夢を掴んだときの達成感はとても大きいはずですよ!
④経営者目線で働ける
経営者との距離が近く、同じ目線をもって仕事ができます。とくに社長と直接かかわるケースが多くあるため、普段どのようなことを考えているかの吸収が可能です。
経営者は、目の前の業務をただこなすだけでなく、企業の未来を見据えた仕事をしています。経営者目線で働けば、自然と高い目標を持ち、充実した社会人経験を得られるでしょう。
渡辺キャリアアドバイザー
たとえば、大企業の場合、社長と顔を合わせる機会はほとんどないと言っていいでしょう! スタートアップ企業であれば、むしろ自身が経営者側にまわる意識で働けますね。
佐藤みなと
経営者がどのようなことを考えているのか、とても興味があります!
⑤若手のうちから高収入を狙える可能性がある
多くの企業は、年齢によって給与が徐々にあがる「年功序列型」を採用しています。そのため、若手のうちは収入が少ないと感じるケースがほとんどでしょう。
しかし、スタートアップのなかには、実力を評価して収入をあげていく企業も珍しくありません。さらに、企業が事業に成功すれば、収入も一気にあがる可能性を秘めています。
渡辺キャリアアドバイザー
逆に考えると、収入が不安定だとも言えます! それでも、成果が給与に結びつきやすいのは魅力ですね。
佐藤みなと
大企業だと安定して給料があがるので、どちらがいいかは考える必要がありますね!
就活を進めるなかで、自分に合った仕事が見つからないと悩む学生も多いです。この記事では、自分に合った仕事が見つかる方法について解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自分に合った仕事を見つける方程式|人生の3割を占める仕事の選び方
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見るスタートアップ企業ならでは!会社の成長と共に自分も成長できる
新卒でスタートアップ企業に就職する魅力の1つとして、企業の成長にも深くかかわることができる点が挙げられます。
スタートアップ企業は創業間もなく、まだ規模が小さいことが大半です。それゆえに、自分の実績や成果がダイレクトに会社の成長に繋がる可能性が大きいのです。自分の行動が会社に大きな影響を与えられるとなると、自然と責任を持った行動を取れるようになりますよ。
このように、個人だけでなく会社全体の成長にもかかわることができるのが、スタートアップ企業の大きな魅力であるといえるでしょう。
立ち止まってはいられない! スタートアップ企業に向いている人
佐藤みなと
スタートアップ企業って、ほかとは違う部分が多いよね。
鈴木なぎさ
そうだね。チャレンジ性があったり、仕事のスピードが早かったりしてるみたいだね!
佐藤みなと
そうすると、どんな人がスタートアップ企業に向いているのかな?
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業に向いている人の特徴はたくさんありますよ!
鈴木なぎさ
渡辺さん! やはりいろいろな仕事をするので、求められることも多いのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
そのとおりですね! 仕事の能力から精神面まで、さまざまなことが求められるので、1つずつ解説していきます!
佐藤みなと
自分に当てはまるものがあると嬉しいです! よろしくお願いします!
柔軟性がある
スタートアップ企業では、事業の方向性が大きく変わり、いままでやっていたことをすべて見直す場合があります。新しい市場や技術に参入する性質上、顧客のニーズに合わせて戦略を変えるケースは珍しくありません。そのため、変化に適応して、柔軟に仕事ができる能力が必要です。
環境が変わっても、新しいアイデアを積極的に出し続けられるのであれば、柔軟性が高い人材と言えるでしょう。
渡辺キャリアアドバイザー
問題が起きたときも、柔軟性を持って取り組めば、すぐに解決ができますね! スピード感のある仕事が特徴のスタートアップ企業では、柔軟性は大事です。
佐藤みなと
教科書どおりにはいかない部分も、柔軟性で解決できるのですね!
鈴木なぎさ
自己管理能力がある
スタートアップ企業は、組織として活動をしながらも、個々に委ねられる部分がとても大きいのが特徴です。多岐にわたる仕事を自身で管理する必要があり、他人任せのスタンスでは、スタートアップ企業の社員は務まりません。
やるべきことを整理し、タイムスケジュールに落とし込めるような能力があれば、多忙な毎日でも効率的に乗り切れるでしょう。
渡辺キャリアアドバイザー
上司にすべて管理・指示を任せるのではなく、自己管理を徹底して仕事を進める能力が必要ですね! 大変に思うかもしれませんが、自身の成長速度はとても早くなるでしょう。
鈴木なぎさ
大学の授業やアルバイトをバランスよく計画できていれば、自己管理能力があるって言えるかもしれないですね!
メンタルが安定している
スタートアップ企業は、思い通りにいかない場面を経験し、精神的に落ち込むことがあります。また、一人ひとりの仕事量も多いため、体力的にも精神的にも辛くなるときがあるかもしれません。
メンタルが安定していれば、どのような瞬間でも冷静に受け止め、同じスピードで走り続けられるでしょう。メンタルが不安定だと、めまぐるしく変わっていく環境に付いていけず、早期退職につながってしまう可能性があります。
渡辺キャリアアドバイザー
忙しい時期は、残業が多くなるときもあります! メンタルが強ければ、大事な局面を乗り切れるはずです。でも、辛いときは仲間に頼っていいのは、スタートアップ企業やほかの企業でも同じですよ!
鈴木なぎさ
自分を見つめ直して、メンタルが強い方なのかを見極めておきたいと思います!
責任感がある
スタートアップ企業は、責任感がなければ務まりません。大企業と比べると人数が圧倒的に少なく、一人ひとりに任される仕事の責任はとても大きくなります。
通常の企業では新卒に任されない仕事も、スタートアップ企業であれば当たり前にこなす必要があるでしょう。スタートアップ企業では、責任感を持ち、主体的に動ける人材が重宝されます。
渡辺キャリアアドバイザー
自身が新しいビジネスを起こす中心人物になるという気持ちで働かなくては、責任感のある仕事はできません! 責任を感じながら仕事をすれば、ワクワクした気持ちも同時に得られるはずですよ。
佐藤みなと
責任感はどこにいっても大事だと思うのですが、スタートアップ企業ではとくに求められる能力なのですね!
将来起業をしたい
スタートアップ企業は、社長との距離が近く、直接話す機会が多くあります。そのため、起業を見据えた経験を得るためにはぴったりな環境といえるでしょう。
任される仕事の裁量も幅広く、起業に必要な知識がどんどんたまっていきます。企業の成長スピードもはやいため、会社経営のあり方をひと通り学ぶチャンスです。
佐藤みなと
起業をしたい人こそ、スタートアップ企業が向いているのですね!
渡辺キャリアアドバイザー
そうですね! 決して楽な道ではありませんが、チャレンジする価値はあると思います!
自分の得意分野が活かせる仕事も向いているといえます。得意分野が活かせると仕事をスムーズに進めることができますよ。この記事では、得意なことの見つけ方について紹介しているので参考にしてくださいね。
得意なことは誰でも見つかる! 面接で印象付けるとっておきの方法
スタートアップ企業の選考において責任感は大きなアピールポイントになります。この記事では、責任感の効果的な自己PR方法について解説しているので、参考にしてくださいね。
例文10選! 責任感は自己PRになる? 誰でも書ける自己PR作成方法
キャリアアドバイザーコメント
神谷 政利
プロフィールを見る当てはまるかな? スタートアップ企業に向いている人の特徴
スタートアップ企業では、新しい業務にチャレンジする機会が多くあります。新しい業務に挑戦するときは、答えがない問題を自分で考えて解決するスキルが求められます。その中には、マニュアル化されていないこともたくさんあります。さらに、一度でうまくいくこともあるかもしれませんが、失敗することも考えられますので失敗しても諦めずに、うまくいくまでチャレンジを繰り返して解決を目指す必要があるのです。
このようにスタートアップ企業には、答えのない課題に向き合う機会が多くあります。、どんな局面でも前向きに楽しみ、ピンチをチャンスに変えて道を切り開くことができる人はスタートアップ企業に向いているといえますね。
あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
事前確認必須! 新卒がスタートアップ企業で働く4つの注意点
佐藤みなと
スタートアップ企業の魅力をたくさん知れて、ますます興味が湧いてきたよ!
鈴木なぎさ
私も! スタートアップ企業にしぼって就活しようかなと思ってくるぐらい!
渡辺キャリアアドバイザー
おふたりとも、ちょっと待ってください!
佐藤みなと
渡辺さん、どうしたのですか?
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業に魅力があるのは間違いありません。でも、実際に入社するかは、スタートアップ企業の注意点を知ってからでも遅くはありませんよ。
鈴木なぎさ
なぜ注意点を知っておく必要があるのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業は、ほかの企業と違い特殊な部分があるため、安易に入社すると後悔するかもしれません。そのため、この機会に注意点について十分に理解しておきましょう!
佐藤みなと
それはとても大事かもしれませんね……。注意点についての解説をぜひお願いします!
安定していない
スタートアップ企業は、ほかの企業と比べて、不安定さが目立ちます。チャレンジしている事業がうまくいかなければ、たちまち倒産の道をたどるしかないためです。
せっかく新卒で入社をしても、1年以内に転職活動する必要が出てくるかもしれません。スタートアップ企業を選ぶ前に、安定していない現実はしっかり理解しておきましょう。
佐藤みなと
苦労して入社しても、会社自体がなくなってしまう可能性はあるのですね……。
渡辺キャリアアドバイザー
どの会社でも、倒産してしまうリスクはあります! でも、スタートアップ企業はとくに不安定である現実はしっかり受け止めておきましょう。
福利厚生が充実していない
福利厚生とは、社員が快適な生活を送れるように企業がおこなう取り組みを指します。通勤手当や住宅手当など、どのような福利厚生を採用しているかは企業によりさまざまです。
スタートアップは、ほかの企業と比べて福利厚生が充実していない傾向があるため注意が必要です。そのため、福利厚生を重視する場合は、採用ページをしっかり確認しなければなりません。
とはいえ、食事補助や書籍購入費負担など、スタートアップ企業ならではの福利厚生を作っている企業もあります。自身が働くうえで、なにを重視したいのか考えておく必要があるでしょう。
渡辺キャリアアドバイザー
大手企業は福利厚生が充実しています! どのような環境が自身にとって働きやすいのか、よく考える必要がありますね。
佐藤みなと
自分の求めるものに優先順位を付けて、スタートアップ企業に入社したいのかよく考えてみたいと思います!
新卒のための研修プログラムがない
スタートアップ企業によっては、新卒向けの研修プログラムが用意されていません。代わりに、即戦力として実務経験を積ませて、スキル向上を図っています。業務内容やビジネスマナーなどは、実際に働きながら覚えていくのが基本です。
大変かと思われるかもしれませんが、人によっては研修で学ぶよりも吸収がしやすく、自信を持って働けるようになるかもしれません。
鈴木なぎさ
大手企業は新卒研修のプログラムがしっかりしていると聞きました。スタートアップ企業は、立ち止まっている時間はないのですね!
渡辺キャリアアドバイザー
そうですね! 新卒といえどもすぐに戦力として扱われるので、覚悟を持って入社する必要があります。
仕事がハードになるときがある
スタートアップ企業は、限られた予算のなかで、スピード感を持って成果を出さなければいけません。投資家や融資で集めたお金は、日を追うごとにどんどん失われていくためです。
一刻も早く成果を出すために、ときには残業や休日出勤が増えることもあるでしょう。プライベートを犠牲にしてでも、いまやらなくてはチャンスを逃すタイミングは何度もやってきます。
プロジェクトの成功をしたあとも、また次の仕事が待っているかもしれません。スタートアップ企業に勤めるのであれば、仕事にやりがいをもち、成功に向けて努力を続ける気持ちが必要です。
渡辺キャリアアドバイザー
業務内容が多岐にわたるスタートアップ企業は、仕事がハードになりがちです! プライベートの充実が最優先事項なのであれば、スタートアップ企業で働くのはミスマッチかもしれません。
佐藤みなと
スタートアップ企業の厳しさがよくわかりました!
自分にとって避けておきたい企業の条件を押さえておくことは大切です。仕事への価値観を知るためには自己分析が有効ですよ。この記事では、自己分析の方法を紹介しているので参考にしてくださいね。
簡単15のやり方で自己分析はもう迷わない! 活用法を徹底解説
キャリアアドバイザーコメント
テッ ター スェ
プロフィールを見る要注意! スタートアップ企業の経営は不安定なことが多い
スタートアップ企業は、他の企業と比べて経営状況が不安定である可能性が高いのが注意点の1つです。スタートアップ企業は、事業を立ち上げたばかりでまだ軌道に乗っていないことが大半です。つまり現時点では、じゅうぶんな収益を得ることができていないということなのです。
だからこそ今後大幅に成長する可能性もありますが、逆にうまく成長できず経営が苦しくなってしまう危険性もあります。スタートアップ企業へは、このようなリスクがある点も理解した上で入社を検討してみてくださいね。
自分との対話を大切に! 新卒がスタートアップ企業に入社するか検討する方法
佐藤みなと
スタートアップ企業についてたくさん知るうちに、自分がなんでスタートアップ企業で働きたいのか整理できなくなってきたかも?
鈴木なぎさ
実は私もそうなんだ……。スタートアップ企業に魅力を感じているのはあるけど、ほかの企業と比べてどのあたりに惹かれてるのかわからなくなってきちゃった。
渡辺キャリアアドバイザー
悩むのは、スタートアップ企業について理解が進んでいる証拠ですね!
佐藤みなと
渡辺さん! どうしたらスタートアップ企業に入社するかの整理がつくのでしょうか?
渡辺キャリアアドバイザー
落ち着いて自分との対話をすれば、スタートアップ企業で本当に働きたいのかが見えてきますよ!
鈴木なぎさ
自分との対話……。今の自分には必要かもしれません!
渡辺キャリアアドバイザー
自分との対話をする方法はいくつかあるので、順番に解説していきますね! スタートアップ企業ならではの方法もあるため、ぜひ実践してみてください!
自己分析を徹底する
自己分析をしないまま、深く考えずにスタートアップ企業へ入社してはいけません。プライベートを犠牲にしたり、新卒への研修がなかったりと、人によっては向かない部分があるのがスタートアップ企業です。
自身がスタートアップ企業に向いているかを確認するため、自己分析で仕事の優先順位を決める必要があります。自己分析の結果、プライベートが第一なのであれば、スタートアップ企業は向いていないかもしれません。
たとえば、新しいものを世に生み出したい、チャレンジを続けたいなどであれば、スタートアップ企業を視野に入れるべきでしょう。
渡辺キャリアアドバイザー
なんとなく憧れだけでスタートアップ企業に入ってしまうと、ミスマッチが起きて早期退職になってしまうかもしれません。自身の将来のためにも、立ち止まって自己分析を徹底してみましょう!
佐藤みなと
スタートアップ企業が本当に自分に合っているかは、自己分析をして確かめる必要があるのですね!
カジュアル面談でさまざまな企業と話をする
カジュアル面談とは、就活生が企業を深く知るために用意されたプログラムです。年齢の近い先輩社員から、詳しい業務内容や企業の雰囲気を聞けるため、納得したうえで選考に進めます。
スタートアップ企業は、優秀な学生に興味を持ってもらうために、カジュアル面談の実施に対して積極的です。面談は何社受けても問題ないため、チャンスあればどんどん利用し、自身が働きたいと思える企業を探してみましょう。
渡辺キャリアアドバイザー
カジュアル面談は、面接とは違い合否に直結しないのが特徴です! 気軽に参加できるので、積極的に利用してくださいね。
鈴木なぎさ
面談で企業のリアルを知ったうえで、なお入りたいと思える企業に出会いたいです!
長期インターンに参加する
長期インターンとは、一般的に3か月以上にわたっておこなわれるインターンを意味します。職場体験に近い短期インターンと違い、実際に社員と同じ業務をするのが特徴です。
長期インターンに参加すれば、スタートアップ企業の雰囲気を肌で感じながら、本当に入社したいかの判断ができます。学年問わず受けられるインターンが多いため、チャンスを逃さないようにしましょう。
さらに、スタートアップ企業は、長期インターンで印象が良かった就活生を、積極採用する傾向があります。そのため、狙っている企業が長期インターンをしていれば、まずはチャレンジをしてみてください。
佐藤みなと
長期インターン、とても興味があるのですが、アルバイトとのバランスが難しそうです……!
渡辺キャリアアドバイザー
長期インターンは、アルバイトのように時給が支払われるケースがほとんどですよ! 代わりに仕事への責任が発生するので、中途半端な気持ちで参加してはいけません。
佐藤みなと
お金が出るのであれば長期の参加もしやすいですね! せっかく参加するなら、全力で業務に取り組んでみたいです。
自己分析の1つの方法として「マインドマップ」の活用があります。自分について見つめ直す際に頭の整理をするのに役に立ちます。この記事では、マインドマップを作る方法を解説しているのでチェックしてみてくださいね。
マインドマップで始める自己分析|「本当の自分」を紙に描き出そう
キャリアアドバイザーコメント
若林 真穂
プロフィールを見る不安は事前に解消!カジュアル面談で聞くべき質問はコレ
スタートアップ企業への入社を検討するなら、カジュアル面談への参加はとても有効な手段です。スタートアップ企業の事業内容は、企業によってさまざまですので、簡単な説明を聞いただけでは把握しきれないことも多いものです。
カジュアル面談は実際に企業で働く先輩社員から直接話を聞ける貴重な機会です。面談では、「どんなことをしている会社なのか」や「先輩社員は実際にどんな業務をしているのか」など、具体的に仕事がイメージできるような質問をたくさん用意しておくことをおすすめします。福利厚生や残業、休暇などの条件面も、気になる点はリストアップしておくと良いでしょう。
不安や疑問は事前に解消して、納得したうえでスタートアップ企業への入社を決めるようにしましょう。
スタートアップ企業の魅力や注意点を理解したうえで就活に踏み出そう
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業について解説していきましたが、魅力は伝わったでしょうか?
佐藤みなと
はい! スタートアップ企業についてまったくわからない状態でしたが、いまではほかの企業との違いがよくわかりました。
鈴木なぎさ
魅力だけでなく注意点を聞けたおかげで、スタートアップ企業が自分に合っているかの判断ができました!
渡辺キャリアアドバイザー
それはよかったです! スタートアップは、まだ世の中にないものを生み出せるチャレンジ性にあふれた企業です。働くだけで、社会人に必要なスキルがどんどん身につきますよ。
佐藤みなと
仕事のスピードがはやくて大変な部分はありそうですが、チャレンジできる環境なのは魅力的です!
渡辺キャリアアドバイザー
そうですね! 注意点として、安定性に欠けるところや、新卒向けの研修がほとんどないところをしっかり理解しておく必要があります。
鈴木なぎさ
自分に合っているか、自己分析やインターンの参加でしっかり見極めないといけませんね!
渡辺キャリアアドバイザー
スタートアップ企業が自分に合っていると思ったら、ぜひチャレンジをしてみてください! ほかの企業では得られない、特別なやりがいを手に入れられるかもしれません!
記事の編集責任者 小山内 隆
この記事のアドバイザー
テッ ター スェ
留学生向け就活支援講座に携わったのち、現職。留学生として就活をした自身の経験を活かし、「共…続きを見る
若林 真穂
採用コンサルタント兼キャリアアドバイザー。就活生の意思を尊重することを第一に、採用コンサル…続きを見る
神谷 政利
採用コンサルタント兼キャリアアドバイザー。幅広い業界や教育機関の支援をする広告代理業の経験…続きを見る